この世界の名は「エクセレア」というらしい。
この世界の住民として言うのは変だが、この世界は何かと不思議だ。
前に小惑星が衝突したらしい。それ以降、魔物という生物が現れすべての動物たちを殺していった。
それに、俺らが生まれるときに能力を与えられたらしい。
治癒術、獣話術、錬金術、などほかにもたくさんあると俺は母親から聞いたんだ。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
「ヒナタ!もう朝だよ!早く起きて!」
誰だ?清々しく寝てる俺に早く起きろと急かす奴は・・・?
「ん・・・」
「なんだアリアか・・・」
俺を起こそうとする声の正体は幼馴染のアリアだったらしい
「なんだとは何よ!もう!」
朝からご機嫌ななめらしいアリアは呆れたような表情で俺に言った。
・・・ん?ご機嫌ななめなのは俺のせいか・・・
「あー悪かったよ。今行くから外で待ってろ。」
「早く来てよね!皆仕事で忙しいんだから!」
そう言ってアリアは、俺の部屋から出て行った。
・・・そういえば自己紹介がまだだったな。
俺はヒナタ。村暮らしの16歳だ。村暮らしというだけあって住民は皆朝から畑仕事に追われている。
そして俺が着替えて外に出た瞬間だった。
-住民たちが一斉に悲鳴を上げた。-
そう、魔物が現れたんだ。
「ここは安全区じゃなかったのかよ!」
【安全区】それは、エクセレア政府つまり魔物撃退ギルドが規定した、その地域の付近に大型魔物の発生率がほとんど無い所であり
ヒナタの住む村もその安全区に位置されていた。
なのに俺の目の前には魔物がいる。それに・・・。
「なんだ?この大きさは・・・。」
体長4mはある魔物が俺の目の前に立ちはだかっている。
「おい・・・なんでだよ・・・」
「なんでアリアが逃げてないんだよ・・・」
アリアは完全に腰を抜かし立てなくなっている。
「ヒ・・・ナタ・・・」
(やばいこのままじゃ・・・アリアが・・)
その瞬間魔物が空高く右腕を上げた。
「おい・・・うそだろ・・・やめろ、やめろ、やめろぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
俺は怖くて助けに行くこともできないまま、その場に立ちすくんでいた・・・。
「アリアぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
その叫びは届かず、魔物はアリアを切り裂いた。
「ヒナタ・・・ごめ・・・んね」
アリアはそのまま、地面に倒れこんだ。
「おい・・・アリア・・・目ェ覚ませよ!おい!」
「うそだろ?!なぁアリア!目覚ませよォ・・・」
俺の頭は怒りと悲しみで満杯だった・・・。
「ふざけんなよ・・・このクソ魔物・・・うおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
俺は我を忘れて魔物へ飛びかかった。
だが当然、おれは武器を持っていない。
でも、すべてを感情に任せて俺はこう叫んだんだ。
「お前は・・・お前だけは絶対に許さねェ!」
その瞬間、俺の握った手にに1本の刀・・・いや剣が生成された。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
ヒナタは目にもとまらぬ速さで的に斬撃を与えた。
「もうお前らなんかに、人を、仲間を傷つけさせない。」
「これで・・・終わりだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
ヒナタは最後の一撃で魔物をとどめを刺した。
「グオォォォォォォッ」
魔物は光と化して空高く舞い上がっていった・・・。
アリア・・・ほんとにごめん・・・せめて安らかに眠ってくれ・・・
「くそっ!俺が・・・俺がアリアを殺したんだ・・・」
「俺があの時助けに行ってれば・・・くそっ!!!」
俺は死ぬほど後悔した。
「悪いのはあなたじゃないわ・・・。」
母さんはそう言ってくれた。
だけど俺は自分を恨んだ。
もっと、もっと俺に力があったら!そう思った。
「そうだ・・・この剣は・・・?」
「それは私たちにもよくわからないわ。あなたの感情が生み出した物かもしれないわね」
「俺の感情・・・」
あまりよくわからなかったが、きっとこれからも俺の力の一部になってくれるはずだ
そう思った。
そう考えてる内にその剣も光の欠片となって消えていった。
でも、また俺に力を貸してくれるに違いない。いや、力を貸してほしい。そう強く思った。
その日の後、村では葬式が行われた。
俺は心の底からアリアに謝った。
-俺はもう誰も傷つけさせたくない-
そういう感情が芽生え始め、俺は決心した。
「あのさ・・・母さん」
絶対に否定される。俺はそう思っていた。
「俺・・・この村を出て、困ってる人たちを助けたいんだ。」
「そう言うと思ったわよ。でもダメとは言わないわ」
俺は驚愕した。
「だけど条件があるわ。」
母さんは真面目な顔で俺に言った。
「絶対に帰ってきなさい。そうじゃないと母さんも村の皆も、アリアも悲しむわ。」
俺はその時、初めてと言っていいくらい母さんに感謝した。
「ありがとう・・・母さん」
「俺、行ってくるよ」
-こんな世界、俺が止めてみせる-
そんな思いをのせて俺は今
新しい生涯の始まりとなる第一歩を踏み出した。
この世界の住民として言うのは変だが、この世界は何かと不思議だ。
前に小惑星が衝突したらしい。それ以降、魔物という生物が現れすべての動物たちを殺していった。
それに、俺らが生まれるときに能力を与えられたらしい。
治癒術、獣話術、錬金術、などほかにもたくさんあると俺は母親から聞いたんだ。
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「ヒナタ!もう朝だよ!早く起きて!」
誰だ?清々しく寝てる俺に早く起きろと急かす奴は・・・?
「ん・・・」
「なんだアリアか・・・」
俺を起こそうとする声の正体は幼馴染のアリアだったらしい
「なんだとは何よ!もう!」
朝からご機嫌ななめらしいアリアは呆れたような表情で俺に言った。
・・・ん?ご機嫌ななめなのは俺のせいか・・・
「あー悪かったよ。今行くから外で待ってろ。」
「早く来てよね!皆仕事で忙しいんだから!」
そう言ってアリアは、俺の部屋から出て行った。
・・・そういえば自己紹介がまだだったな。
俺はヒナタ。村暮らしの16歳だ。村暮らしというだけあって住民は皆朝から畑仕事に追われている。
そして俺が着替えて外に出た瞬間だった。
-住民たちが一斉に悲鳴を上げた。-
そう、魔物が現れたんだ。
「ここは安全区じゃなかったのかよ!」
【安全区】それは、エクセレア政府つまり魔物撃退ギルドが規定した、その地域の付近に大型魔物の発生率がほとんど無い所であり
ヒナタの住む村もその安全区に位置されていた。
なのに俺の目の前には魔物がいる。それに・・・。
「なんだ?この大きさは・・・。」
体長4mはある魔物が俺の目の前に立ちはだかっている。
「おい・・・なんでだよ・・・」
「なんでアリアが逃げてないんだよ・・・」
アリアは完全に腰を抜かし立てなくなっている。
「ヒ・・・ナタ・・・」
(やばいこのままじゃ・・・アリアが・・)
その瞬間魔物が空高く右腕を上げた。
「おい・・・うそだろ・・・やめろ、やめろ、やめろぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
俺は怖くて助けに行くこともできないまま、その場に立ちすくんでいた・・・。
「アリアぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
その叫びは届かず、魔物はアリアを切り裂いた。
「ヒナタ・・・ごめ・・・んね」
アリアはそのまま、地面に倒れこんだ。
「おい・・・アリア・・・目ェ覚ませよ!おい!」
「うそだろ?!なぁアリア!目覚ませよォ・・・」
俺の頭は怒りと悲しみで満杯だった・・・。
「ふざけんなよ・・・このクソ魔物・・・うおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
俺は我を忘れて魔物へ飛びかかった。
だが当然、おれは武器を持っていない。
でも、すべてを感情に任せて俺はこう叫んだんだ。
「お前は・・・お前だけは絶対に許さねェ!」
その瞬間、俺の握った手にに1本の刀・・・いや剣が生成された。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
ヒナタは目にもとまらぬ速さで的に斬撃を与えた。
「もうお前らなんかに、人を、仲間を傷つけさせない。」
「これで・・・終わりだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
ヒナタは最後の一撃で魔物をとどめを刺した。
「グオォォォォォォッ」
魔物は光と化して空高く舞い上がっていった・・・。
アリア・・・ほんとにごめん・・・せめて安らかに眠ってくれ・・・
「くそっ!俺が・・・俺がアリアを殺したんだ・・・」
「俺があの時助けに行ってれば・・・くそっ!!!」
俺は死ぬほど後悔した。
「悪いのはあなたじゃないわ・・・。」
母さんはそう言ってくれた。
だけど俺は自分を恨んだ。
もっと、もっと俺に力があったら!そう思った。
「そうだ・・・この剣は・・・?」
「それは私たちにもよくわからないわ。あなたの感情が生み出した物かもしれないわね」
「俺の感情・・・」
あまりよくわからなかったが、きっとこれからも俺の力の一部になってくれるはずだ
そう思った。
そう考えてる内にその剣も光の欠片となって消えていった。
でも、また俺に力を貸してくれるに違いない。いや、力を貸してほしい。そう強く思った。
その日の後、村では葬式が行われた。
俺は心の底からアリアに謝った。
-俺はもう誰も傷つけさせたくない-
そういう感情が芽生え始め、俺は決心した。
「あのさ・・・母さん」
絶対に否定される。俺はそう思っていた。
「俺・・・この村を出て、困ってる人たちを助けたいんだ。」
「そう言うと思ったわよ。でもダメとは言わないわ」
俺は驚愕した。
「だけど条件があるわ。」
母さんは真面目な顔で俺に言った。
「絶対に帰ってきなさい。そうじゃないと母さんも村の皆も、アリアも悲しむわ。」
俺はその時、初めてと言っていいくらい母さんに感謝した。
「ありがとう・・・母さん」
「俺、行ってくるよ」
-こんな世界、俺が止めてみせる-
そんな思いをのせて俺は今
新しい生涯の始まりとなる第一歩を踏み出した。
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